PROJECT GUIDE · SEPTEMBER 2026

目の前の会話から、
共通の記憶へ。

G2とiPhoneを中心に、話しかけてAIを使う。
保存した会話や決定事項をChatGPTからも参照する、
G2 Assistantの現在地をまとめました。

仕様スナップショット:2026年9月15日 / 個人利用向け
モバイル通信 OK実機からAIへの質問を確認
スマホロック中 OKロック中の質問を実機確認
共通履歴の往復 OKSafariのChatGPTとG2で確認
01 / OVERVIEW

現在できること

実装記録とユーザーによる実機確認を基準に整理。
将来の構想は、確認済み機能と分けて記載しています。

01 — TALK

R1を押して、話す

録音開始から無音判定による自動送信、AI回答の表示まで。追加の質問では短期的な文脈を引き継ぎます。

02 — READ

視線の先で、読む

G2のTextContainerによるネイティブスクロール。R1の上下スワイプで回答を自然に読み進めます。

03 — REMEMBER

端末を越えて、参照する

G2の会話をChatGPTで検索。ChatGPTで保存を依頼した決定事項を、G2から呼び出せます。

02 / ARCHITECTURE

システム構成図

操作は手元、処理と保存はクラウド。
音声質問と履歴連携は、別々のWorkerが担当します。

稼働中の構成↔ 双方向通信・応答 / 矢印ラベルは用途
Even G2 + R1Press:質問開始
Swipe:回答スクロール
↓ Bluetooth
iPhone / Even Realitiesアプリ
HTTPS
G2 API Worker音声を受信・回答を返す
短期文脈と関連履歴を扱う
API
OpenAI音声の文字起こし
AI回答の生成
会話保存・関連履歴の参照
Cloudflare D1共通の会話履歴・保存メモ
G2とChatGPTの接点
Cloudflare Access本人限定・メール確認コード
連携Workerの本人認証に使用
検索・全文取得・明示的な保存
ChatGPT WebiPhone Safari / PCブラウザ
専用連携「G2 History」
OAuth / MCP
履歴連携 Worker読み取り・保存の権限を確認
本人認証後に履歴を扱う
認可情報
Cloudflare KVChatGPT連携の認可情報を保存
会話本文はD1に保存

MCP:ChatGPTが専用ツールを呼ぶための接続方式。OAuth:本人が許可した範囲で連携にアクセス権を渡す仕組み。この仕様ページ自体はCloudflare Pagesから配信する静的サイトです。

単独の技術検証済み クラウドでのコード作業

将来の経路:G2の依頼 → 作業受付・進捗管理 → クラウド実行環境 → 結果を共通履歴/G2へ

OpenAIのホスト環境でテストファイルの作成・読み戻しを確認。G2からの作業受付や本番連携は未実装です。
03 / SPECIFICATION

機能と確認状況

音声質問

R1 Press → Listening → 発話 → 無音で自動送信 → AI回答をG2へ表示。

実機確認済み
回答のスクロール

ネイティブTextContainerを使用。R1 Swipe Up / Downで上下に移動。

実機確認済み
PCなしの日常利用

Even Hubのテスト版をiPhoneに導入。モバイル通信とスマホロック中の質問が成功。

実機確認済み
短期記憶・保存履歴

回答IDで直前の文脈を継続。会話をD1へ保存し、過去の履歴を尋ねたときに関連記録を参照。

動作確認済み
G2 → ChatGPT

iPhone SafariのG2 Historyで、保存済みG2会話の検索・表示を確認。

往復確認済み
ChatGPT → G2

明示的に保存したテストメモを読み戻し、G2実機からも内容を確認。

往復確認済み
クラウドのコード実行

OpenAIのホスト環境で小さなファイルの作成・読み戻しを検証。G2との接続はこれから。

単独検証済み
G2からCodexへ作業依頼

受付、進捗確認、中止、成果物保存、結果通知、利用量管理を今後実装。

今後の工程
iPhoneのChatGPTアプリ

ネイティブアプリ内でのG2 History利用は未確認。現在の確認済み経路はSafari。

未確認
9項目を表示
履歴の「同期」の範囲
共通の保存先をChatGPTとG2から検索・参照し、必要なメモを書き戻す方式です。ChatGPT標準の会話一覧にG2会話が自動で追加されたり、すべてのChatGPT会話が自動保存されたりする機能はありません。
実装の詳細:音声・表示・記憶
  • 音声設定:16kHz PCM、無音停止1,200ms、最大録音12秒、最小発話180ms。
  • 短期文脈:previous_response_idを引き継ぐ。端末内の状態とD1の永続履歴は別。
  • 長期履歴:質問・回答・日時・セッションID・回答IDを保存。関連検索は単語一致を中心とし、意味検索ではない。
  • 長文は表示上限に応じて分割。現行実装のダブルPressによる次部分への操作と、正式公開時の終了操作は今後整理する。
  • 配布:Even Hub Beta、G2 Assistant 0.1.0。SDK 0.0.15。一般公開ストアでの正式公開は未実施。
G2 Historyの3つのツール
  • search_g2_history:語句・日本時間の日付範囲で検索。空の検索で最近の記録、ページ送りにも対応。
  • get_g2_history:記録IDから全文取得。
  • save_g2_decision:保存を依頼されたメモを記録。同じ要求IDの再送による重複を防止。
04 / EVERYDAY USE

日常の使い方

G2で話して、必要なときにChatGPTで整理。
保存内容は、あとから話題を指定して呼び出します。

G2で質問する

  1. iPhoneのEven RealitiesアプリでG2 Assistantを起動。
  2. R1を押してListening表示を確認し、質問する。
  3. 話し終わると無音判定で自動送信。回答を待つ。
  4. R1の上下スワイプで回答を読む。
「昨日の〇〇についての履歴を教えて」

ChatGPTで整理・保存する

  1. iPhone Safariで、接続したアカウントのChatGPTを開く。
  2. 新しい会話の入力欄「+」からG2 Historyを選ぶ。
  3. 最近のG2会話の検索や、必要な記録の参照を依頼。
  4. 残したい決定事項は、保存するよう明示的に頼む。
「この決定事項をG2の共通履歴に保存して」

履歴が見つからない場合は、短い話題名や「履歴」という言葉を含めて尋ね直してください。必要に応じて本人認証や保存の確認が表示されます。

05 / OPERATIONS

認証・コスト・運用

個人1名向けの運用が前提です。
利用者を増やす場合は、認証と履歴分離の設計が必要です。

本人限定の履歴連携

Cloudflare Accessのメール確認コードで本人を確認。検索・閲覧と保存の権限を分け、許可された操作だけを実行します。

費用はサービスごと

ChatGPTの契約、OpenAI APIの従量利用、Cloudflareの利用量を別々に管理。月額総額や厳密な自動停止上限は確定していません。

クラウドで継続稼働

通常の質問と履歴連携にPCの常時起動は不要。現在の開発・更新作業にはWindows環境を使用しています。

残る運用課題
G2質問APIの利用者認証と費用制限の強化、履歴の保持期限・削除方法、Beta配布の更新手順を整理する必要があります。スマホロック中の動作は確認済みですが、OSによるアプリ終了やすべての長時間条件を保証するものではありません。
履歴連携に実装した保護
  • OAuth認証コード方式・S256 PKCE、暗号化した短期限の同意Cookie、CSRFとOriginの検証。
  • 本人認証の署名・発行元・対象・期限・nonce・許可メールを検証。秘密情報はWorkerのSecretsで管理。
  • 連携アクセストークン10分、更新トークン24時間。Accessの本人認証セッションは6時間。
  • IP単位120回/分・本人単位30回/分の呼び出し制限。厳密な請求上限ではない。
  • SQLパラメーター化、保存要求の重複防止、連携停止・認可無効化設定。
  • 連携Workerの認証・履歴本文のログ収集は無効。各クラウドサービスの保持規則は別途適用。
06 / NEXT STEPS

次の工程

目標は、G2とiPhoneからクラウドに作業を頼み、
結果と経緯を共通履歴で振り返れること。

完了した基盤

会話と記憶をつなぐ

音声質問、自然なスクロール、PCなしの日常利用、G2とChatGPTの共通履歴の往復。

次に実装

クラウド作業の受付

G2の依頼を作業として登録。進捗・中止・再接続後の復帰、成果物と履歴への紐付けを設計。

運用を整備

費用と権限を管理

作業ごとの予算、許可する操作、ファイル保存期限、認証強化と配布更新を整える。